地平線と山が重なりあう日

カテゴリ:ライブ後日談( 16 )


いこうともサンボ

電車に乗って國分 功一郎「暇と退屈の倫理学」を少し読み進める。隣の酔っぱらいがやけに話し声が大きいので、集中できない。家に帰ってからじっくり読む。


「伴瀬朝彦×三輪二郎」
三鷹「音楽の時間」で2マンライブを見た。人のライブに、出演者ではなく行くのはかなり久しぶりのことだ。自分が出演者だと、どうも、自分のことが気になって、自分のテンションをある部分で維持する力が働いて、他の出演者を見ていることが多いもんだから(これも大分、本当かどうかあやしいが)、よっぽど強烈じゃない限り、こころまで届かないことが多い。ま。比較的多い割合で何かしらが届くのでありますが。お客さんの側で行くと、なんのそういう「やるぞ〜スイッチ」「やってやるスイッチ」的な気持ちもないから、入ってくる時は入ってくるし、何も入ってこない時は、入ってこない。これも自分の状態ということもあるのだが、お客さんで行くといろいろ感じたり見えてきたりする角度がちょっと違うので面白いと思った。僕にとってライブとは、「すげー」とか「やられた」とか「格好良すぎます。惚れた」とかどうでもいい。もちろん多々あって、「かっこ良かったです」とか駆け寄って言うのだが。基本、自分大好き人間の自分が、どこまで己の中のイマジネーションをくるくるまわせるかが、その人(出演者)の出来となる。あまり期待しないでいくとこれが起こりやすい。期待していくと、余計なフィルターがかかってしまうから、あんまり期待して行かない。日常の延長線上の、その辺に咲いている野草を見た。これくらいの気持ちでライブハウスに行く。良いライブは、イマジネーションをくるくるまわしたり、全く新しい角度の思考が生まれたりする、自分にとっての化学反応が一番大事だ。あとは、「僕だったらどうするかなぁ」とか考えながら見ている。もちろん、もう途中から惚れてしまって、その世界にどっぷりつかってしまって、自分で考えることができなくなることもあるが、お客としてのテンションが維持されているから、やる方と対決しにいくような感じ。こんな疲れる見方して何が楽しいのだ?と思われるかもしれないが、何か、言葉には出さないが、自分の中で、セリフをたくさんくっつけてみる。これが楽しい。お笑いでいうと、次のボケよりも面白いボケを頭を高速回転させて、自分の中で生み出して、実際、出てきたボケとどっちが面白いか、競い合って、頭を鍛えたり、、そんな感じだ。もちろんいつもではないが。これが、格闘家となると、パンチを出したら、こうする。こうする。ここでこうやって、とか、イメージしながら見ているのだろうか?ま。そういう疑似スパーリングのようなものだ。



歌を聴いていると、いろいろ想像できる。言葉が振ってくる。ただ影響されているだけかもしれないが、自分がひっかかっていたところが、すぽっと落ちてきたりして、回答に対するヒントを与えてくれているようだ。僕は、ライブに行っていろいろ頭をオープンにしたり、ドアを開けたり、やわらかくしたり、アプローチに対する美学を見たり、音楽に対する付き合い方をみたりして、ビールを飲んでいる。

三輪二郎さんも、伴瀬朝彦も、いろいろ楽しめた。テクニックはもちろん、歌ってきましたという年輪が、僕にちょこちょこアプローチする。これは、場数の問題もあるが、その人がどれだけ歌に対して自分と対峙させてきたかが一音出したら出てくるから、その、生き様のようなものが2人ともから感じられて、なんとも素敵な気分になった。とかなんとか見ていると、ふいに自分の中に言葉が降ってきて、それを書き留めたい衝動に襲われた。映画館の中だったりすると、真っ暗闇でひとりメモ帳を持って、シャカシャカメモを書いていたりするのだが、昨日は少しはばかられた。会場が明るかったのもあるが、隣に座っている人に、メモを見られるのが恥ずかしいからだ。あまりにも隣のとの席が近い。そして、メモをシャカシャカとっていたら「何してんだ?こいつ?」と思われてしまう。思われてもいいのだが、一番恥ずかしいのは、書いている内容を見られてしまうということだ。もちろん誰も見やしないだろうが、見られたときに「ピカと光るアフタヌーン」とかそういう単語を見られてしまった時の、素の自分の顔とメモのギャップが何だか恥ずかしい。何かをメモする時は、誰も知らないうちにこっそりするのがいい。とかなんとかで、結局頭に書きたい欲求だけが残りながら永遠と、その言葉を忘れないように持ち帰ろうとした。

ライブが終わって、帰ろうとしたところ、いつもビールを飲ませてくれる先輩が「くろちゃんぺ。飲もうよ〜〜」と誘ってくれた。「いや〜」とか言いながらキャッキャしゃべっている間に、なんだか忘れてしまった。忘れないように帰るのが、今日のライブの収穫だ。僕の自分のお弁当(?)をちゃんとつくらせておくれ。帰りの電車の中で、その覚えている断片を携帯電話でポチポチと打ったりしたのだが、なんだかしっちゃかめっちゃかになって帰るというそんな日だった。またこころにもやもやが増えて、これを解決したい気持ちになった。これを紐解くのが僕の生きる楽しみだ。町を歩いていても、川を見ても、なんらか思うもので、最近は言葉に転換する能力をつけたいと思いながら、頭の中でこねくり回しております。


三輪二郎曰く「野音でワンマン(6800円)」
伴瀬朝彦曰く「茨城、下妻の文化ホールでワンマン」

とにかくカッコよろしい人たちでした。
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by horaizunyt2 | 2012-07-22 23:06 | ライブ後日談

インディーファンクラブ

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下北沢インディーファンクラブ、素晴らしかった。僕たち、ホライズンははじめて参戦し、そしてシェルター(下北沢No.1ライブハウス)という場所。否が応でも、興奮して、気持ちが高ぶっていたわけであります。

(偉業達成)ホライズンのギターという楽器をつかって魔法をかける伴瀬は、今年は4つ(mmm→王舟→ホライズン→片想い)に出演した。素晴らしい。

(今日のライブハウス)そして、今日はライブ中に客席の方から、とてつもない地割れをききましたわけなんです。地割れ?を聞く。違うな、地鳴りをききました。とてつもなく、お客さんからの波動をうけました。来てたんだな。これが。お客さん一人一人から。もう、そうなったら、ぶっ飛ばすしかないわけですよ。ジャイアンのように。リサイタルですよ。これは、僕たちが、リサイタルしてるのか、それともお客さんたちがリサイクルしているのか、これはどっちでもいいんだよ。お客さんが楽しめばいいんだよ。出していけ。出して。テンションはそのまま高めでいいんだよ。行っちゃえ。イケイケ。行くしかなかろうて。とてつもない僕らなりのやり方で。
とにかくこんな経験は初めてだったな。いや、いや、これはもっと良くならなきゃ行けないし、練習もしなきゃいけねぇ。わかってるんだよ。もう、体感してるんだよ。もう、次のライブから、女性をがんがん失神させるようなパワーを突きつける。「ひーーーッッ」っていう。



さて、さて、下北沢を散歩。歩いている途中、たばこを吸っているとき、会いたかった人、話したい人も沢山いたが、みんな3分くらいしか話せなかった。いや、まてまて、いいんだよ。これで。今日は音楽の祭りだ、そして、下北の街中がすばらしい祭典都市のような感じなのだ(妄想)、これでいいんだ。今日は、そんながっちり話さなくてもいいんだよ。ほらみてごらんよ。みんな臨戦状態のような、もやもやした湯気が体から出ているだろう。え?見えないって?いや、確実に出ている。俺には見える。そんな湯気が出ている時は、会話が続くテンションではないのだよ。会話よりも高いテンションとも言えるんだよ、いや、言葉を考えるより、音楽を、感じたいというか、言葉はメロディーにのって、行けばいいんだよ。言葉で今日は考えてる場合じゃないんだよ(少なくとも、今日はだぞ)体で体感すればいいんだよ。

こんなことを思っていた。

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by horaizunyt2 | 2012-07-02 01:11 | ライブ後日談

歌があたまにはりついた

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夕暮れの空に金魚をおいかけ ぼくらは竹ざおみたいな脚を 土手につきさしてさまよった
ぱきぱき音たててさまよった 景色がまっかっかに腫れちゃった そんなさびしい上空で
知久さんの歌った「らんちう」の一部


今年の矢川フェス。取り壊されるため最後の矢川フェスに行った。最後に出てきた「たま」の知久さんが、変わらずそこに立っていた。それを見て僕は勇気がわいてきた。そして、そのセンスにやっぱり脳みそがグワングワンの後、ぱーーと開いて、素晴らしい経験だった。もっと、もっと世代の違う先輩の歌を触れていなくてはいけないなと思った。そして「うた」って歌い続けるとすごく力強いものになるな〜と思った。それとは別に「たま」を昔から聴いていたので、「少年の僕を思い出す」というそんな素敵な経験をした。中学生のときか、小学生の時か、車の中で、聴いていたりしたことを思い出したりして。

あまりにも知久さんが素晴らしかったので、他の出演者のことを、思い出さなければ書けないのですが、mmmが良かった。ゾワッとしたし、花が開いている感じがした。ライブ前にいろいろ話をしたので、それも含めて、ステージがきらめいていた。そして、外的要因で言うとみんながmmmに対する視線も、1年前とは結構変わっているようにと感じた。そういう場所でしのいできた貫禄のようなものをやっぱり感じた。そしてまたまたどっしりとした感じを受けた。

倉林→天才です。mmmとビーサンといろいろ話をしていたので最後しか見れなかったのが悔しいが、やっぱり倉林は5秒見ただけで天才だとわかる。ライブ中の顔がいい。下にゴロゥちゃんがあげてくれた映像が。

とにかく、いろんな人といろいろ話した。昼間から酒を呑んで普段あまり話が出来ない人と話ができるというのが、フェスの長丁場の良いところだ(と思っている)。(僕には音楽を7時間とか聴き続ける体力がありません)。昼間から酒を呑むと言うことも素敵な気がするし。子供達がいたという、何かピースフルな感じ。(もちろん夜の大人の会合も好きです)


そして、今回の矢川フェスは、(フェスというくくりがよくわからないが)、とても丁寧につくられているという感じがした。主催者であるえんちゃんの気の使い方(もともといろいろ頭がいいので、いろんなところに目が行く人ですが)、家を提供してくれている、太っ腹な野津山さんと、ゆうきくん、まずこの3人がいるという心地よさと言ったら!それをがっちり固めるスタッフ、フード、この裏方的な仕事が、全部、愛情を感じずにはいられないフェスだなぁと思った。こういうことが充実しているのを感じると、本当に気持ちいい。これはアメリカ的に言うとサービスなのかもしれない。日本的に言うと、「おもてなし」とでも言おうか。そこに強烈な出演者がくわわることによって、素晴らしいものとなる。素晴らしい日になる。音楽と、飯がうまくて、ドリンクが充実している。この3つがあるという喜び。そして、居心地が良くなるから本当に素晴らしい。すべて、DIYでやっているのにかかわらず、すごい心地の良いレベルだった。しかも来た人たちをおもてなしする心で溢れていたのが、本当に素晴らしいことだと思った。それがうまくこの規模で機能している気がしたので。お客さんの方もとても温かい視線だったのではと思った。

楽しかったです。僕も個人的にとても楽しみました。

矢川フェスの詳細
Qさんのまとめ

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by horaizunyt2 | 2012-05-28 01:53 | ライブ後日談

名古屋の夜

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話は前後してしまって、最終日、名古屋の夜。

「音楽活動」とは、二つにわかれる。1つはライブ、そして2つめには当然りぼん
ここではりぼんについて説明しないといけないな。

で始まった僕らの90分ライブ。

話は少し変わりますが、僕たちがライブ以外のときに、何しているかって?それは車移動ですよ。あとは?寝てる?寝ませんよ。飯くいますよ。スイーツ食べますよ。僕ら、はしゃいでるんですよ。3日間、酒飲めるなら呑みますよ。

名古屋までの3日間の疲れを、忘れ去るかのように放っておいて、またまた「アブネシ公園」ではしゃいじゃったな。(この模様は近日公開)この日は夜に運転で帰るという恐ろしい試練が待ち構えていたので、酒が飲めなかったから、残念。
「アブネシ公園」って僕たち呼んでるんですけど、「アブネシとエキュリアス」のPVの撮影地の公園で、また朝も早よからはしゃいじゃって、寝るって言った倉林も「あ~~つ~~い~~」って寝れなくて帰ってきたし、体力的には、ヘトヘトって感じで迎えた名古屋。リハーサル終わって、何してたかというと、あこがれの名鉄に乗って大須「モノコト」行ったり「スガキヤ」で飯食べたり、また町の人ごみに繰り出しちゃった訳、これは、ヘトヘト越えて、へろへろの状態。本番前に「ビーサン」を見つけて、「ここで、こうで、こうなったら、呼ぶからね」とか打ち合わせしていたものの、体力がついてこない。気力だけで立っている。それに加え、90分のリスト。でも求められたら、ぼくらやるしかないっしょ!
ジョセフアルフポルカの面々も「ホライズン!叩きつぶして!名古屋で果てさせてやる!!!」って気合い充分なのに、「てめーらこそ、ぶっつぶしてやる!おら!おら!」っていわなければ、ホライズンじゃないでしょ。ってことで、90分リストを、直前に決めて、メンバーにセットリスと渡して、「よっしゃ!最後じゃ!ぶちかまそう」っていう気持ちで、気持ちだけが亡霊のようにすーーー!と立っていて、体はもう、どこにもないっていう、、状態(あくまで僕の状態です)。ジョセフアルフポルカが始まった。「ふむ。ふむ。ほう、曲が、うん。うん。あ~。なるほど。うん。ほ~~。良し!!良し!イメージめっちゃ湧くじゃん。ホライズンの時は、こうして、こうして、うん。こうすればいいな。よし!これは大阪の時とは違って、ホライズンの完全シュールで太刀打ちできるぞ。」結構、ジョセフアルフポルカが、かなりいい感じの、会場の熱にしてくれている。かなり僕のライブに対するイメージ湧いてきたぞ。「よし、いいぞ。これなら100%、いや、120%のホライズン出せるぞ!」「よし!このイメージならいける!疲れ吹き飛んだ!!!」ってかなりいい感じにイメージが湧いていたんです。

しかし、次に出た三宅ヤスコでやられた。完全なシュールと、何言っているかわからない系。(実は緻密に計算されているのだが、、ま。それは彼女のプロフィールには必要ない情報だ)
完全な訳わからん設定で、展開されていく世界。僕が描いていたイメージとは違うものの、物語が破綻していく感じ。「あちゃーー!!そういえば、三宅さんはこうだったーー」と思って、頭を殴られた。

お客さんにとってというか、僕がお客さんだったら、このわけわからんシュールな語り部は、もういらない!って思うんです。「もういいよ!」っていう。「三宅さんだけで、もう腹一杯。この次のバンドはこういう感じじゃ、満足しねーよ!」って思ってしまったんです。
僕は、ジョセフアルフポルカの時、シュールな演出をず~~と練っていて、頭にあったから、もう全部ぶっつぶされたっていうかね。(これくらいでぶっつぶされるのもどうかと思うけど、ぶっつぶされるっていうか、2回連続で見たくないっていう、、、)
出番の40分前にイメージが完成して、10分前に全部たたき壊されたっていう。「これは、どうしよう、、、」って感じになった訳なんですね。「三宅さん、まじで見なきゃよかった」と思い、細かい設定とか、イメージとか、ここは流れにまかせてうまく行くな~って、もう全部つくっていたやつを、全部たたき壊して、「宇多田ヒカル並みの歌」で勝負や!って思ったんです。お客さんにとって三宅さんを2回連続で見るのって、僕だったら見たくない。だから、ホライズンのグルーブの面だけを強調して出せればいいと、、思っていて。グルーブね。グルーヴィーな。とにかく歌もので勝負っていう。


ということで、MCで、何もひらめかないまま、暗くてセットリストも見えなくなって、途中のビーサンコーナーを入れて、(ビーサンありがとう!!)走りきった。90分。途中、三宅さんにお仕置きのお尻ペンペンもした。途中イッソンのベースの弦が切れるというアクシデントもあったが、ちゃんと、90分やったみたい(アンコールも含めて)
あとで、映像見返しても思ったけど、この日は本当に演奏がすさまじくタイトだった。他の3人がきてたね!きてた!決まってた!!僕はそう思った。

モモジさんにあとで褒められたけど、ぼくは、本当に満足してなかった。でも3人の演奏の力とタイトさが良かったな。僕は納得いかなくて、やっぱり、その流れとかをもっともっとつくれればよかったな~~!って思ったんです。1秒も無駄にしないライブを心がけておりますので。
結局足腰へろへろだったね。

で、ユキちゃんラーメンたべて、帰ったんです。僕ら。3日間奇跡を起こし続けて帰ったんですよ。っていう訳じゃないけど、でも奇跡はどこかにあったはずなんです。「予言」っていうかね。またとても「刺激」になった3日間だったですね。中1日あれば、もう少し、、、とか思ったけど、全国ツアーまわっている人たち並みの体力をつけなければ、、と思いました。だから、長渕は体を鍛えはじめたのか、、とか。思った訳です。(結局長渕でしめるのか)

名古屋のセットリスト

大工の歌~今日からお前の家だ~
レモンと肉ひだ
アブネシとエキュリアス
点ブレイク
あかいあかい
雨の日
ハコビヤ
隣人と私たちは手を組んだ
(Alfred Beach Sandalスピーチ)
高速バス
夏は宙ぶらりん
コンドルと飛んでゆく
月曜日から金曜日までの過ごし方

甲子園
肩で落とすか胸で落とすか
ガラスの階段
期待

EN1:
BooBooメダカランド
厚着のモンプチ

EN2:
ロートホルン
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by horaizunyt2 | 2012-05-18 00:45 | ライブ後日談

大阪の夜

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話はさかのぼって大阪の夜。

チッツ!世間知らズ!この初顔あわせなバンドをぶつけてきたブッキングしてくれたhopkenさん。初日ですね。やつらは、いや、彼らは、「大阪」ど真ん中の人たちでした。
「大阪」を感じさせるには「これじゃ~」っていう、思惑がhopkenさんにあったかどうかはわかりませんが、ま~。感じましたね。大阪を。

「東京モンがなんで、大阪に来とると?なんでお前らがトリなんと???」(何故か博多弁でお送りしております)

っていうのを感じた訳なんですが、本当はそんなこと思っていなかったと思うんですけどね。でも、お客さんも含めて「こいつら東京から出てきて、大阪で何さらすねん?」「おもしろ~なかったら只では帰さんぞ」っていうそんな空気が立ちこめていたような気がしたんです。僕、感じちゃってたんです。「これはまずい。チッツとか世間知らズはすごいわかりやすいストレートなメッセージだし、全然ひねくれておらん。すごいわかりやすい笑いを入れてきよる。すごいわかりやすいやり方、メッセージ、僕らにこういう要素はまるっきりない!!ひねくれの塊ですよ。僕は。!うーーん!この今いるお客さんを楽しませるにはど~すりゃーええんじゃ」若い青年、黒岡はひとりで考えていたんであります。タバコをすいながら「どうしよっかな~~」って思っていましたね。

大阪ど真ん中って感じがしましたね。あのepokの空気。

あの空気をどういう風にしよう。土足であがるのは失礼だし、わからんものだして「どうや!」って言ったら食べてくれなそうだし、食べてもらいたいし、食べなきゃ音楽じゃないし、まずは一口、一口でも食べてもらうにはどうしよう。ほんと、一口目から最後のデザートまで食べてもらうにはどうしよう。ホライズンはただでさえ、わけわかんないとか言われてるから、それをそのまま、シュールに出してもだめだぞ。シュールさは、細切れに出そう。全開シュールはやめよう。ぜったいにぽしゃる。全開シュールっていっても、この空気だと絶対にダメだ。これは、バルサミコ酢かけて出すつもりだったが、どうしよう。ソースだ。ソースぶっかけてだそう!それしかない。大阪の人たちにもわかってもらいたいんや。と思って、ソースをかけるために、ビールを一杯だけかっ込んだんです。1曲目から、ソースをどぼどぼかけて、お出しいたしました。演奏の面、選曲セットリストの件でもハードだったのもあると思うけど、結局、終わってみればダブルアンコールで、盛り上がって終わったんです。(そんな気がする)ふーー!よかった。少し笑ってくれた(ような気がする)。よかった。だんだん心開いてくれた。やじがいっぱいあった。大阪のいい夜をもらった。よかった。って感じでした。実際に見た人は全然違う印象かもしれないけど。僕はそうでしたね。やりきったー!ソースかけすぎたけど、食べてもろうた~。みんなが完食した訳じゃないと思うけど、とりあえずメインは出してないかもしれないけど、食べてもろ~た~。って。

終わった後、ソースの話はさておき、いろいろ話をした。チッツの人とも世間知らズの人とも、話した。チッツの人たち、もう10年くらいやってるんだって。「僕らもそうなんですよ」「そら、うまくなりますよね、、」って。何故か、勝手に同じような境遇で頑張っているんじゃないかと、共同意識をもった。

そうそう。それで小田島さんが、「似顔絵描き屋さん」で参加してくださった。これ前々日くらいに、やりとりして決まったことなんですけど、小田島さんが、原画を持ってきてくださって、僕たちにとっては宝物を、惜しげもなく紐でくるくる巻いたやつを持ってきてくださって、僕はアンコールでその画をステージ(?)に置いて歌った。踊った。あの画のパワーすごいんですよね。そうそう。あの画が僕たちを助けてくれたんかもしれない。あの原画が、僕たちにとっての守り神だったのかもしれない。ま。僕にとって。かな。

終演後、チッツのTシャツを買いたいと思って選んだ。僕がほしいTシャツのピンクの色がSしかない!!どうしよう。でもこのピンクが欲しいんや。っていうことで、SサイズのTシャツを買った。
帰ってから1週間くらいして着てみたら、全然サイズ違いもいいところで、「チッツ」と書かれた文字が見えないくらい引っ張られている。だめだった。小さいとかの問題じゃなかった。何度もサイズは間違えているのだが、「サイズは合わせなきゃダメだよ!あなたはLなんだから」とまたまた戒められてしまった。
インディーズファンクラブでいらっしゃるようなので、そのとき、そ~~と行って取り替えてもらおう。そうそう。チッツのこんど「こんがりおんがく」レーベルから出るCDいただいて、聞いています。アニメソングっていうか、X JAPANみたいな声っていうか、演歌っていうか、僕にとって、ある要素で笑ける、そしてやけに耳につく音なんですよね。まったく。なんなんだ。この音源は。ストレートや。大阪や。僕も大阪に出て音楽していたら、こういう感じになっていたのかもしれない、、と思ったり。ま。大阪には出なかった訳ですが。

終わった後は、見に来てくれたフレンドリーの面々と会食して、夜はhopkenさんにお世話になりましたとさ。大阪の夜に、感謝やで(アサダマオ風に)。

大阪のセットリスト

点ブレイク
オリンピックの前日
高速バス

マラソンの時間
雨の日
甲子園
月曜日から金曜日までのすごし方
がちゃり
期待

EN:
たぬきそばのテーマ
期待

明日は名古屋の夜について書きます。

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by horaizunyt2 | 2012-05-17 00:28 | ライブ後日談

はたらくおっさん

ロフトのライブが終わって、外に出ると、いつの間にか雪が降っていた。
なんとかこうして家に帰ってきた。

友人のツイートで知った、フジロッ久(仮)はなんとかいっしょにライブをやりたいバンドだった。それが実現できてとてもよかった。勝手なものの見方ではあるが彼らはすごく大人になっていたし、僕たちも年を純粋に重ねていた。

あの神がかった動きに、心情に訴える歌。最近、彼らのようなバンドとは一緒に対バンしていなかったので、とても面白かった。パンク、メッセージ、そのなかでお祭りのようなものが繰り広げられている。僕はこう考えている。君も生きようぜ。と言わんばかりのエネルギー。リハーサルから100%で飛ばす姿勢、衣装、パンクというイキ方、随所にでてくる言葉、彼らなりの哲学がつくられつつあった。もう、お祭りだ、そう思った。

僕らはそのあとの出番だったので、僕らなりのことをしようと、しっかり練習していくことを心がけた。年末の18日のベスト10曲の、練習不足や、準備のバタバタから来る→それを持って行くために、あるステージにあげるための多少の無理矢理感はなくしたい、バンドのエネルギーをもっと僕たちは信じて、練習して、今できる最高のものをみせるしかないのだという思いである。

これからはもっとそういうことがしたいし、今の現状に甘んじることなく、そこにいるあなたに直接個人対個人でうったえたいのです(あまりにもきれいごとすぎるかしら?)

とはいえ、ホライズンは、理解されない。理解されないというのはちょっと、どっぷりすわったもののいい方だからよくないが、「あんたたちのやりたいことはまったくわからない」「まったく意味が分からない」と言われる。これは僕のみせ方が、バンドのびたっとあうグルーブが足りないからだと思っている。あとは下手さから来る、後ろめたさと。

今回はもう、やってやるという思いでやらせていただいた。ライブ終了後、たくさんの人に声をかけていただきとても嬉しかった。いろんなご意見もいただいた。照明に関すること、歌のこと、その他いろいろと、いろんな人と話ができて純粋に嬉しかった。今日の対バンの中では物珍しい位置にいたかもしれない。そういう刺激かもしれない。うまく自分では言えないが、CDを買ってくれた人もいる。「あー」「下手だな」と思う人が多数いるだろうと言うことは予想しつつ、感謝している。

フジロッ久(仮)の藤原さんともお話しできた。過去の4年?くらいのうちに多分お互い、いろいろあったのだという顔つきで話した。彼らのステージにはいろんなテクニックがついていたし、お客さんをわかせるいろんな要素がちりばめられていた。他の対バンの、はなし、ちくわテイスティング協会にも言える。僕ら以外のバンドは、たくさんの要素がなっていたし、飽きることはない。僕らといえば、すっかすかで、個人の要素がかなりしめられるのではないかと思っている。そのすかすかの中でやる怖さと、そこからうまれる4人だけのエネルギーの出し方のごまかしようの聞かない感じは、勝負という点において良いものかもしれないと思うようになった。

僕らは、いや、僕はずっとそれほど、よくないライブを重ねていた。たまにいいライブは、たまたまだったのか?もしくはそこに対する熱量だったのか?どっちにしても自分の意識がまだまだ低いなと思う。他のメンバーは、褒めることばっかりではないが、意識レベルは高い。彼らを見ていると、シビアな戦場にたたなければならないなーと思う。

たのしいことはとてもいいことだ。でもそこの状態を打破したいなと思う今日この頃、ようやく舟に乗ろうとしている。あとは自分を信じるだけです。たいしたことない自分を。そして僕たちが、「ついにホライズン」なんてちやほやされることが来るかもしれない。「全くわからない。自己満足の世界」とののしっていた人が、認めてくれるかもしれない。何だかわからないが、僕はとりあえず4人で頑張ろうと思います。見てください。というには傲慢すぎますが、いろいろ準備しています。

ceroなんか、遠く高いところに行っている。僕たちもフェスに出れるのだろうか?これから、フジロックのルーキーステージに出れますように。おまじないをしておこう。あと、勝手にフジロッ久(仮)には売れてもらいたい。僕らよりも売れていると思いますが、売れてもらいたいな。勝手に思うことであります。

来てくれた人、鍋をおいしそうに食べてくれた人、ありがとうございました。
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by horaizunyt2 | 2012-01-24 02:13 | ライブ後日談