地平線と山が重なりあう日

やるっきゃ騎士(ないと)

バウスシアターという素晴らしい場所。映画館でのライブ、場所も音響も映像も、すべてにおいて、一級品でした。非常にわくわくしました。場所の力というものは、とてもあります。生半可なことできないなという気持ちになります。バウスシアターが諸事情でなくなってしまうということに関しては、僕自身、感情論でしか語れませんので、書いてもしょうもないですが、僕らが花を添えれるなら、全力で体当たりするしかないと思って、準備してきました。ここが、これこれ、大変だったとかではなく、こういう準備はとても好きなのです。なにができるか、いや、何がやりたいかという気持ちだけで、つっぱしってきました。やればやるほど、どこを目標点におけばよいか、見えてくる。じわじわ見えてきて、目標点までの距離が見える。その距離の遠さをじわじわ少しずつ縮めるしか、ぼくには、できなくて、少しでも、そこの場所に行こうと、試行錯誤するのでありました。それが、しょうもないことでも、レベルが低くても、今できることをやるしかないと思って、到達点が見えたら、なるべく近くに行けるように、思考を重ねていくしかありません。「このへんでいっか」と思っても、「やるなら今しかねえ」という西新宿の親父の言葉を胸に、今できることを、全力で取り組むしかないと思い、後悔したくない想いで走りました。

今回は、映像をとりこんで、「少年の堕落」をやろうというコンセプトで、メンバーと決めてかかりました。「少年の堕落」の組曲(全11曲)に関しては、4年ぶりなので、音の方は完成するまで時間かかるかな?どうかなと思って、スタジオに練習で入ったのですが、4時間で、ほぼ完璧に仕上がりました。かなり久々にやる曲でも、ホライズンのメンバーは、あるレベルまですぐに到達します。彼らの指や腕が覚えているんだと思います。4年前よりも、全然音的に豊満になっていますし、「あ。知らぬ間に成長してるんだ」と強く思いました。(多分僕よりも、メンバーの方がその到達地点は高いと思いますが)ということで、音に関しては、微調整と、フィーリングのようなグルーブを、もうちょっと高めて行けば間にあうことは確定していました。そこは心配してませんでした。
問題は、映像です。映像は、僕が勝手に画を頭に描いて、脚本めいたものをつくって、2日間、少年(つかさ)と一緒に撮りにいきました。こういう撮影の場合は、その場の雰囲気と瞬発力で、うまくいけないので、しっかりした欲しい画を求めていかねば、時間の無駄になってしまいます。(もちろんうまくいくこともありますが稀です)イメージを持って臨まなければ、撮れません。中途半端な素材だけ集まってしまいます。とにかく、お願いする人たちに、お願いして(出演してくださった方々、本当にありがとうございました)、会う時間だけ決めて撮影に入りました。順調に撮れたような気にもなりましたが、嫌な予感もしていました。(これ、大丈夫だろうか、、)という気持ちです。(いや、大丈夫だ)という気持ちで、一度、荒い編集でメンバーに見せました。ホライズンのメンバーからかなり手痛いコメントをいただきました。叩きつぶされました。多分僕が思っていることが(映像の力の弱さや、視点のまだ確定していない部分も弱かったのだと思います)レベルが低くて、メンバーには、幼稚なことにうつったんだと思います。準備も全然できていないまま映像と音楽のスタジオでした。僕も逆の立場であれば、かなり酷いことを言ったと思います。「全然だめじゃん」「効果的ではない」と罵ったと思います。とはいえ、そこで冷静になり、いろいろ抜け道を考えました。そこで、今回映像を担当してくださった代田くんと、どうにかこうにか抜け道を一緒に探すことにしました。まずは、いったんメンバーから言ってもらったたことを、並べて、それでも僕のやりたいこと、ぼくの見せたいことを整理していきました。僕よりも多分映像に長けている代田くんにもアドバイスをもらったり技術的にできること、できないこと、厳しいこと、準備しなかればいけないことを、いろんな天秤にかけて、できるところまでブラッシュアップしていきました。やること、吟味することは山ほどありました。
メンバーでの会議で、「映像はもう、なくて良いんじゃないか?」という案が出ました。冷や汗が出ました。帰って冷や冷やしながらパソコンに向かいました。とにかく向かいました。夜、作業中に親愛なる人から「え。ライブ中全部映像流すの?」「絶対やめた方が良い」「どっちを見ていいかわからないじゃない」「やめれば」という指摘を受けました。それでも俺は意地になって、それでも俺は意地になって、向井秀徳の気持ちでやりました。映像をやめることもできましたが、そうではない出口を探しました。もちろんその選択も可能でした。でも小さな小さな穴を見つけようとしました。とにかく出口を探しました。そこから代田くんと頑張りました。「少年の堕落」は最後の最後まで代田くんとブラッシュアップだけしました。代田くんも意地になってやってくれました。とてもクールにスマートに。本当に感謝しています。

「少年の堕落」の映像がしょぼいのでは、ということで、ホライズンのメンバーであれこれ話をして、3部作にすると面白いんじゃないか?というアイデアがどこからともなく降ってきました。第一部「少年の堕落」第2部「映像」(映画館だから)第3部「普通のライブ」という3部作にしようということに決まりました。そこで、映像をある素材でつくりました。カメラは一尊が回してくれました。これは代田くんに借りてきたカメラのおかげと、代田くんが仕事が1時間長引いて、井の頭公園で、ホライズンメンバーでぼけーとしていたのが、映像を回すきっかけになりました。これをつかって、ぼくはゾンビ映画を作ろうとおもいました。つくりたい、バウスで流したい!とメンバーに伝えたところ、メンバーから大不評でした。「絶対おもしろくなるはずがない。」と言われました。しかし、僕のエゴを押し切って「面白くなるかどうかわからないけど、やろうよ!やりたい!」とやらせてもらうことになりました。そこで、最初、編集を代田くんに、裸のまま投げたのですが翌日代田くんからメールがありました。「これ、なんすか?どうすればいいっすか?」と言われました。何も指示しないで、「なんかつくって〜」と投げた僕に責任がありました。代田くん的には、「どういう風にすればいいか、言ってくれればやりますよ」って感じだったんですけど、これ以上代田くんに無茶苦茶なスケジュールでやってもらうのは、今後の関係にヒビが入ってしまう、、と思いました。、「あ。」「これは、僕がやるしかない」と思いました。ということで僕が編集することにしました。編集をしようとしていた日、厚海義郎さんから電話がありました。僕が貸していた自転車を返しに来るということでした。「今日はいるからいいよー」と言うと、彼は、自転車でお土産をたんまり持って、僕の家に晩ご飯の時間にやってきました。一緒に食べて、お土産のビールを飲んだりいろいろ話したかったのですが、僕も編集作業をしなければいけませんでしたし、厚海さんも、翌日ceroのタイコクラブ出演で朝早いので泊まることはできないと言われました。返しにきた自転車に乗って、厚海さんは、「また返しにきます」と帰っていきました。帰る前に、5分だけ時間をくれとお願いして、声をいろいろ録音しました。あまりにも声が良かったので、その素材を使うことにしました。ということで、小映画「ザ デッド」は完成しました。翌日恐る恐る代田くんに映像を見てもらいました。「面白かったっす」と言ってくれました。そこで少しほっとしました。そこから代田くんと、「少年の堕落」の映像を、2人で頑張りました。レッドブルとモンスターにはお世話になりました。ある日を境に、行ける確信が持てました。これは良いんじゃないかと2人で興奮しました。それから、細かい作業を代田くんがしてくださったと思います。僕は、ほぼアイデアを言うだけなので、代田くんには感謝です。ライブ当日、ホライズンのメンバーでスタジオに入り、音を再確認しました。最高に格好良かったです。バウスに行き、代田くんに会いました。彼の顔は自信にあふれていました。準備することはしてきた顔をしていました。「男だな」と思いました。彼の顔を見た瞬間「うまくいくかもしれない」と思いました。そしてライブまで駆け抜けました。


僕。間違えたって指摘されて、びびってやめちゃダメだと思います。なんなら間違えてもいいと思います。本当は間違えたくないけど、いろんな人に止められても、それを納得させるレベルのものを出すということが僕の使命なんです。多分ホライズンメンバーは、長年の付き合いなので、嫌々、飽き飽きしていると思いますし、「こいつ、、、(黒岡、、、)」と思われてると思うんですけど、本当によく一緒にやってくれてます。僕は、それを越えるイメージと努力でしか乗り越えられません。歌は一向にうまくならないんで、それを乗り越える精神力でしか、僕にできることはありません。そして、ホライズンでいる時は、メンバーを笑わすことが、僕の合格点が出るかどうかなんです。それでお客さんが楽しんで何かを持ち帰ってもらえれば、、、なんて思っています。そんなことじゃ、売れないですね。いや、売れるとか、、売れないとか、、ああ。売れたいな。、、、、と、少し傲慢なことをかきました。お客さんのことは、、、、考えてますよ。(言い訳みたいだからやめよう)、、ほんと、今できることしかできないけど、命を燃やしたいんです。(でも、睡眠欲に負けること、多々あります)だっていつ死ぬかわからないでしょ。僕たちも。
とにかくバウスシアターでやるということが、一層私を奮い立たせたわけであります。ああ。次のライブもありますので、、あ。いろんな人ありがとう。ございます。また懲りなくライブやりますので、。ほんと。

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上記写真撮影 もじゃ公ことよこちゃん
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by horaizunyt2 | 2014-06-04 10:42 | ライブ後日談
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