地平線と山が重なりあう日

晴れのち晴れ

今日はなんの日だろう。とても快晴だ!気持ちよい天気だ!仕事を終えて、朝方帰る。

帰りの電車まで時間が10分くらいあったので、本屋に行った。大体ホームで待つっていうのが嫌いなので、何かして過ごすことが多い。結局20分くらい本を選んで、というか、後ろ髪引かれて帰れないのだが。

レジに行くと、やけに並んでいる。5人くらい並んでいる。タイミングが悪かった。これは全部タイミングの問題だと思っている。

「混んでるよ」
入ってきたふたりぐみのお姉さんかおばさんの声。

「何かおもしろい小説ないかな〜」
小学生が文庫本の細い棚のまわりを走って、駆け巡る。小説とか、読むんだ。


レジに並んでいる人、だいたい5冊くらい本を抱えている。いつもと何かが違う。様子がおかしい。どういうことだろう。はたして。はて?僕の前に並んでいる女性は8冊くらい(いろんな大きさのマンガ本がずらっと)お持ちだ。手で抱え込んでいると言った方が良い重さだ。その前の男性(油ギッシュなおふとりの方)は同様に4冊くらい持っている。並んでいるおじいさんも、その前に並んでいる人も、だいたい2冊以上持っている。チラッと持っている本をみると、みんなバラバラの趣味の本を持っている感じ。今日が大体の書籍の発売日なんだろうか?今日買うと10%オフなんだろうか?本を買いたくなった人が、本屋になだれ込んできたんだろうか?無意識の本の日なのだろうか。昨日「本を読むと素敵です」のような内容のテレビ番組が放映されたのだろうか?

そうこうしていたら、ようやく僕のお会計が回ってきた。そういう僕も2冊持っていた。

僕は、本屋で、うろつくのが好きだ。同じようにCDショップでずっと試聴しているのも好きだ。ジャケットを眺めるのも好きだ。装丁を触ったりするのも好きだ。「どんな町に住みたいですか?」と聞かれると、「大きな本屋と大きなレコード店、それと対応して、変なセレクトの古本屋、中古レコードショップがある町」と、答えてしまう。あとは、いい喫茶店と、おいしいラーメン屋、洋食屋があるといい。僕がすんでいる町には、それらのほとんどがない。が川が流れていて、山がある。だから住み心地は良いのです。

本屋の話に戻ろう。一応、買うつもりで入って、だいたいの勝手な予算(1000円から5000円)を決めて、どれにしようか?どの本ならば贅沢ではないか?今の財政状況と比べてどうなんだ?と計算しながら、本を買う候補に挙げたり、やめる補欠にしたりする作業が好きだ。スーパーの買い物とも似ているようだが、スーパーの食品とはちょっと違う。


なんてことを考えながら、うろついて、もしくはさまよって、いろいろバットと開いて読むのが好きだ。で、だいたい頭が2転3転して、結局、難しい本、言い方を変えれば少し高尚な本を背伸びして買ってしまう。高くても買ってしまう。しかし帰ってしまえば読まなかったりする。背伸びしてダメなパターンだ。最近はわかっているので、文体がおもしろくないやつは買わないようにしている。

立ち読みの瞬間が一番イメージがわく。

本屋は素敵だ。何より、本のタイトルが良い。CDのタイトルよりも遥かに好きなのが多い。いろいろ練られて考えられてつけているタイトルだとは思うが、そんなことは考えない。アイデアの宝庫だ。そういえば、先日のツアーのときに、車で七尾旅人を聞いているとき、寝ていた伴瀬がむくっと起きて「この人は、ひらめく人だ。ひらめくわ〜。なんか曲つくりたくなるね」と言っていた。そんな状況に近い。




本屋からズレてしまったぞ。

ということでお金を払って、電車に乗り込んだ。帰り道カーネーションを持っている人をたくさん発見した。「あ。今日は母の日だ」だから、本をプレゼントするために本屋にたくさん人がいたのか〜〜。いや、いや、みんなお母さんに買うような本は持っていなかったぞ。みんな自分の趣味趣向の本ばかりだったぞ。
本屋にたくさんいたのは、みんな今日はいい天気だから買い物したくなったんだろう!


と書いているうちに思い出した。
「あかいあかいカーネーションはいまだに、こうこうと咲いているただに咲いている」
という歌いだしの「あかいあかい」という曲が「りぼん」に入っています。母の日とかけて、宣伝をしておきます。5月20日発売です。よろしくお願いします。「りぼん」
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by horaizunyt2 | 2012-05-13 11:35 | くろおか
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