地平線と山が重なりあう日

暴風域

暴風域に入り、暴風域から抜けた。
抜けると星が見えていた。
抜ける前までは、随分の雨と風であった。
それをやりきった。やりすごした。
家屋と言うものは、雨風をよけるからすごいものだ。

というか、パソコンの前に座らない夜が2週間くらい続き、いろんな仕事がたまりにたまっていた。その分、僕は足を動かして、いろいろこねていた。うどんの生地をこねるように。足を動かして、吉祥寺駅近辺と自宅を行ったり来たりしていた。
そう、僕たちホライズンは次のアルバムのことをずっと考えたり、頭の上において、作業していた。暴風域だったのか、耐久戦だったか、とにかく、それ(次回のアルバムのこと)ばかり考えていた。シマウマの「期待」レコ発の次の日から取りかかって、3月いっぱい、それ中心にまわって、降り飛ばされないようにしていた。おかげで思考回路が、それが終わるまでは、待ったの状態がつづいた。しかし降り飛ばされることなく、なんとか耐久レースを走りきった。あとは、できあがりを待つ状態になった。

そんな中で、途中かいた文章が何個かある。そのまま載っけてしまおう。
その1「ホライズンの決定権」
僕たちは4人でだいたい決定する。いろんなパワーバランスあれども、納得するかどうかが、大きな問題だ。人数が増えれば増える程、意見の食い違い、方向性、テンションの違い、持ってる力の度合いによって、いろいろな決定は難しい。と思うが、それをなくしてホライズンはできない。ひとりひとりの意見が特に重要だ。それはアイデアを出し続けているというものに近い。しっくり来るまでこねくり回す。だからいろいろなものを決めるのに時間がかかる。バンドや何かの集団とは僕はそういうものだからこそ、面白いと思う。誰一人として、誰かの意見によるものはいない。ただ自分が感じたことをいう。これが重要で、否定でもなく賛同でもなくアイデアなのだ。あとは締め切りに向けてやるしかないのである。なんとなく決まったこと、それに向けたパワーはいつしか馴染んでくる。「あの時意見すれば良かった。」とならないように、ましてそんなことを言わせないあたりは、僕ら大人になったんだよ。と思うのだ。とにかく4人で決定する。こどものようだが、これがとても重要だ。僕らは。

その2「バスの中で思うたこと」これは何かの心象風景ですね。
バスに乗りこんで流れる景色を高いところから、眺めてますわ。
今まだできないこと。明日へと続いていくこと。あんたは鳥だったんだな。事務所に入っていった、あいつが、それが鳥だったんだな。
バスに乗りこんだから、みえた一瞬が、 僕に満月だとか、ファンタジーとかを呼び寄せるんだ。
ああ、見えて良かったなぁ。だけどこの思いが、何なのか全くわからないんだ。ただただ、バスの音色が僕を現実に呼び戻しては、また向こうに連れてくから、どちらが僕のおうちか、わからなくなってしまってるんだよ。とにかくいつものカレーを食べたけど、味が違うんだよな。これが僕の好きな食べものなんだよな。遠い過去が僕に手を差し伸べる。ただそれだけ、だけど、整理できないんだよ。
そこで僕はバスからおりた。だけどバスのクラクションが手荷物してるんだよ。バスなのかパンなのか。パンなのか春なのか。
友だちと出会ってまたバスに乗りこんだ。僕ら。どこに行くんだ。友だちは僕に聞く。バスに乗りにいくのさ。と僕は言う。
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by horaizunyt2 | 2012-04-04 00:21 | くろおか
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